倫理観を重んじる私たちからすると信じられない！古代エジプトでは、ファラオが実の娘や妹を妻にすることがあったんです！一体なぜ？タブーとされた近親婚の裏に隠された驚きの理由とは？
ピラミッドがそびえ立つ神秘の国、エジプト。古代エジプト人は、太陽や星、山や湖など、あらゆる自然現象に神の意志を感じていました。自然の力は偉大で、人間には決して及ばない。そう信じていた彼らは、自然を神として崇めたのです。
「ファラオ」とは、元々王が住む宮殿を意味する言葉でしたが、やがて国王の称号として使われるようになりました。ファラオは自らを太陽神アメン・ラーの息子と称し、太陽の子孫であると主張。その「神聖な血統」を維持するため、王室では近親婚が当たり前だったのです。
古代エジプトでは、兄弟姉妹間の結婚が主流でしたが、稀に世代の違う結婚もありました。ギリシャ神話では、神々の王ゼウスが実の姉を妻にしたという話もあります。神々が手本を示すように、ファラオの間でも近親婚はごく普通に行われ、国王が王妃との間に生まれた娘を妻にすることもあったのです！
さらに、第18王朝のアメンホテプ4世は、実の母親を最初の妻とし、その後、母親との間に生まれた娘とも結婚したというから驚き！王室の血統を守るため、王女は王室の人間としか結婚できませんでした。純粋な血統を維持するためには、近親婚は避けられなかったのです。しかし、古代エジプト王室は、近親婚のデメリットを知らなかったのでしょうか？
いいえ、知っていたはずです。それでも近親婚を続けたのは、太陽の子孫としての血統を守るという名目の他に、政治的な駆け引きや権力基盤の強化という目的があったからでしょう。
近親婚によって生まれた子供には、先天的な障害が多いことも事実。それが、古代エジプト滅亡の一因となったのかもしれませんね。
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