出典：36Kr
【コーヒー豆が金より高騰!? #99円コーヒーはいつまで飲めるの#？】
21世紀経済報道によると、2024年末からコーヒー先物価格が急騰。2025年に入ってもその勢いは止まらず、2月11日にはアメリカICEのアラビカコーヒー先物価格が1ポンドあたり430セントを突破し、47年ぶりの高値を記録しました。なんと、過去1年間で118%もの上昇！ロンドン市場の現物金価格の過去1年間の上昇率46%を大きく上回っています！
この異常気象が引き起こしたコーヒー供給危機は、ドミノ倒しのようにサプライチェーン全体に影響を及ぼしています。コストを抑えるため、コーヒー焙煎業者は配合を変えたり、代替コーヒー豆を探したり、直接値上げしたりしています。韓国では、大麦やハイビスカスなどの原料でコーヒー豆を代替した「豆なしコーヒー」が登場し、製造コストを通常のコーヒーより20〜25%削減しています。
一方、小売側のブランドコーヒー企業は「静観」を選択。最近、瑞幸珈琲、库迪咖啡、Tims、M Standは、当面値上げしないことを明確に表明しています。その背景には、国際的なサプライチェーンの確立によるリスク耐性の高さや、コーヒー豆の価格上昇がコーヒーの価格設定に与える影響がそれほど大きくないことが挙げられます。
ブランド力や充実したサプライチェーンを持たない中小のコーヒー店は、より大きな打撃を受け、淘汰が進んでいます。データによると、過去1年間で4.6万軒以上のコーヒー店が閉店し、新規開店した店舗の8割が1年以内に閉店しています。
専門家は、コーヒー豆の高騰は少なくとも2025年末まで続くと予測しています。これは、2025年にコーヒー業界が大きな転換期を迎えることを意味します。
