2025年2月21日、中国A株市場は久々の大盛り上がり!上海・深セン両市場の取引額が、なんと昨年12月13日以来となる2兆元の大台を突破!その額、合計2.23兆元!前営業日から4400億元も大幅増!まるでジェットコースターのような市場の活況に、投資家たちのボルテージは最高潮!「ついに来たか、バブル再来の合図!?」そんな期待と興奮が入り混じる一日となりました。
指数の全面高!市場の熱気が爆発!
この日、上海・深センの主要株価指数は軒並み上昇!まるでロケット発射のような勢いを見せました。終値は、上海総合指数が3379.11ポイントで0.85%上昇し、年初来高値を更新!深セン成分指数は1.82%の大幅上昇で10991.37ポイント!創業板指数に至っては2.51%も上昇し、2281.51ポイントを記録!北証50指数も2.77%上昇し、科創50指数はなんと5.97%も上昇!2023年4月26日以来の高値を更新!この驚異的な指数パフォーマンスは、市場全体の強気な姿勢を物語り、投資家たちに未来への希望を抱かせました。
セクター別では、明暗が分かれる展開。AIハードウェア関連セクターが市場上昇の原動力となり、ストップ高ラッシュが発生!30銘柄以上がストップ高を記録しました。通信セクターも大幅反発し、中国聯通、中国電信が揃ってストップ高!政策支援と業界ファンダメンタルズの改善期待が背景にあると考えられます。その他、アリババクラウド、AIアプリケーション、半導体、ロボット関連株も活況を呈し、チップ大手、寒武紀などがストップ高!ロボット関連株では、多くの銘柄が過去最高値を更新しました。
しかし、貴金属セクターは国際金価格の変動の影響を受け、調整局面入り。銀行セクターは調整が続き、マクロ経済と銀行の収益見通しに対する懸念が影響していると考えられます。医薬品・医療セクター全体も弱含みで、漢方薬関連株が下落を主導し、市場のトレンド転換を示唆しました。とはいえ、上昇銘柄数は2800を超え、ストップ高または10%以上の上昇を記録した銘柄数は100を超え、市場全体では利益を得やすい状況が、一部セクターの下落を打ち消しました。
資金の流れと市場の期待
資金の流れを見ると、市場の資金は主に電子、コンピュータ、機械設備、電力設備、通信の5つのセクターに集中。TMT株(電子、コンピュータ、通信、メディア)の取引額は合計1兆元を超え、A株市場全体の45.3%を占めました。機械設備セクターを加えると、これらの5つの業界で市場全体の取引額の半分以上を占め、その割合は54.6%に達します。これは、現在の市場の注目がテクノロジー関連分野に集中しており、資金の流入がこれらのセクターの上昇をさらに加速させていることを示しています。
最近では、モルガン・スタンレー、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、HSBCなど、多くの海外金融機関が中国株式市場に対して積極的な見解を発表。モルガン・スタンレーの中国株式戦略責任者、王滢氏率いるチームは、中国の技術革新に牽引され、中国株式市場はより持続可能な反発を見せるとの見解を示しました。国内証券会社も、概して今後の市場に対して楽観的な見方をしています。中信証券はレポートで、現在はまだ春先の相場が活況を呈する時期であり、4月までは外部からの影響は限定的で、国内経済と政策に対する期待もある程度改善しており、市場の資金構造に変化が見られると指摘。多くの要因が、市場のトレンドがA株の主要資産に向かう可能性を示唆していると分析しました。広発証券は、テクノロジー関連株の上昇は両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)まで続くと予想していますが、利益を得られる銘柄は以前よりも絞られるだろうと指摘。民生証券は、過去しばらくの間、グローバル市場の焦点はDeepseekによる中国資産の再評価に集まっており、景気敏感セクターの回復に期待できると述べています。
今後の市場展望
A株市場の取引額が2兆元を超え、市場は強気な姿勢を見せていますが、今後の展開には不確実性も残ります。まず注目すべきは取引額であり、1日の取引額が4000億元を超えた状況下で、それを支えるだけの追加資金があるかどうかが鍵となります。今後も取引額が増加傾向にあれば、短期的には高角度での上昇トレンドが続く可能性があります。逆に、来週市場が取引額を減らして調整に入った場合は、まず5日移動平均線を短期的な防衛ラインとし、それが明確に下回るまでは、市場が揺れながらも上昇していく反発構造が続く可能性が高いと考えられます。
A株市場の取引額が2ヶ月ぶりに2兆元を超えたことは、市場に強心剤を注入したと言えるでしょう。しかし、投資家は冷静さを保ち、市場の動向と政策の変化に注意を払い、投資機会を捉えつつ、リスク管理を徹底する必要があります。結局のところ、市場の動向は常に変化に富んでおり、十分な準備をしてこそ、この投資の宴で分け前を得ることができるのです。