深圳発!200名以上の研究者が集結し、プラズマ技術の革新的な応用について熱い議論が交わされた学会の様子をレポートします!
2月22日、中国電工技術学会主催、深圳理工大学などが共催する「第2回全国プラズマ生物医学学術会議」が深セン市光明区で開催されました。全国80以上の大学、研究機関、病院、企業から200名以上の専門家が集まりました。
プラズマ生物医学は、電気工学、物理学、材料学、生命科学、臨床医学など、多岐にわたる分野が融合した新しい学問分野。環境消毒、品種改良、食品鮮度保持、疾病治療、バイオマス変換など、幅広い応用が期待されています。
会議では、プラズマ技術の生物医学分野における最先端の研究成果や応用例が発表されました。顧瑛院士は、ビタミンD不足が人体に与える影響について報告し、紫外線を用いた新しいビタミンD補充療法を提案。趙紅衛院士は、プラズマを用いた腫瘍治療の原理と課題について詳しく解説しました。
中国電工技術学会の韓毅秘書長は、今回の会議がプラズマ技術の応用を促進し、「健康中国」戦略に貢献することを期待しています。
深圳理工大学の樊建平校長は、生物医学工学が同大学の重点分野の一つであることを強調し、プラズマ技術の応用を推進していくと述べました。
深圳理工大学附属病院準備室の徐志明主任は、同大学が未来医学センターを建設中で、すでに臨床応用を見据えたプラズマ治療製品の開発を進めていることを明らかにしました。光明区人民医院では、すでにプラズマを用いた肝臓がん治療の臨床試験も開始されています。
さらに、プラズマ医学重点実験室の設立準備も進められており、基礎研究と産業化を加速させ、プラズマ治療機器の承認取得を目指しています。