上海発!明代の文学者・政治家、方孝孺の生涯を綴った大作『方孝孺志』がついに完成!そのドラマチックな人生と知られざるエピソードを徹底解剖します!
『方孝孺志』は、方孝孺の歴史的事績、思想、芸術、そして子孫に至るまでを網羅した、中国初の本格的な人物誌。研究者も驚く貴重な資料が満載で、新たな方孝孺像が浮かび上がります。
(写真:『方孝孺志』審定会の様子。上海市地方史志学会提供)
上海方孝孺記念館で開催された審定会では、柴志光氏が審定稿の内容を紹介。図照、序言、凡例、大事記に始まり、生平、著作、思想、記念、文芸、研究の6篇で構成され、巻末には專記、附録、編後記などが収録された、全68万字の大ボリュームです。
方慶平館長によると、編纂チームは10年以上の歳月をかけ、方孝孺ゆかりの地を巡り、関連書籍を徹底的に調査。実地考察、座談会、人物インタビューなどを通して、20点以上の実物資料、3000冊以上の書籍、200枚以上の写真など、約200万字に及ぶ資料を収集しました。
沈飛德氏は、『方孝孺志』を「当代志書編纂の重要な成果であり、方孝孺研究の重要な成果」と評価。顏越虎氏は、「長江デルタ地域の史志機関が協力し、方孝孺という文化的な名刺を発揚することを期待する」と述べました。
黄暁明氏は、『方孝孺志』が上海地区初となる志書体例で編纂された人物誌である点を強調。その構造と内容における大胆な試みと革新、史志結合による斬新な記述スタイルが、今後の人物誌編纂に重要な経験と教訓を提供すると指摘しました。(完)
【編集:梁異】