「祖父が撮影した写真から、日本の中国侵略の真実を見た。恐怖と衝撃で眠れなかった」。先日、
フランス
人青年、マルクス・ドレテス氏が600枚以上の写真を持って中国にやってきた
……
上海淞沪抗戦記念館
が写真を受領
現在、上海淞沪抗戦記念館が写真を受領し、
今後、国の関係部門の指導の下で鑑定が行われる予定。
マルクス氏は写真を取り出す際、必ず手袋を着用する
600枚以上の写真が記録した日本軍の暴行
一部の写真には血痕も
26歳のフランス人青年、マルクス・ドレテス氏は教師。2021年、祖父の車庫を整理していたところ、防水袋に保管されていたアルバムを発見。
アルバムには古い写真が含まれており、一部の写真には血痕も。マルクス氏は最初に170枚の関連写真を発見。昨年12月、家族とともにさらに数百枚の関連写真を発掘し、合計600枚以上となった。
マルクス氏によると、これらの写真は
彼の祖父、ロジェ・ピエール・ローレンス氏が1930年代に上海で撮影したもの。
マルクス氏の祖父、ロジェ・ピエール・ローレンス氏(資料写真)
当時、彼はフランス租界でプランテーションの責任者を務めており、
日本軍による
上海
爆撃、中国人民虐殺などの暴行をカメラに収め、ほとんどの写真の裏には手書きのメモが残されていた。
戦後、マルクス氏の祖父は
ベトナム
、
オーストラリア
などを転々とし、最終的にフランスに戻り、1993年4月28日に死去。マルクス氏によると、「家族の記録によると、
祖父ローレンスには6人の子供がおり、そのうち2人が日本軍の侵略で亡くなった」
中国で日本軍の暴行を目撃したため、彼の家族の長老たちは長年、その記憶に悩まされてきた。
親族や友人との相談の結果、
マルクス氏は自らこの600枚以上の写真を無償で中国に寄贈することを決意。「世界に真実を知ってほしい」と中国語で記者に語った。
先日、マルクス氏と彼を助ける2人の友人がこれらの写真を持って中国に到着。今回の中国訪問で、マルクス氏らは祖父ローレンスが訪れた場所を実際に見て回る予定。
同行したフランス人青年、シジェ氏は、元
フランス駐中国大使館
職員。「私たちは中国人ではないが、国際友人として、このことを世界に知ってほしい」と中国語で記者に語った。
本職は語学教師のマルクス氏は、フランスで協会を設立し、日本軍の中国侵略の暴行に対する人々の認識を高め、中仏人民間の友好を促進する計画。また、関連書籍や啓発資料の出版、中西機関との協力による研究を行い、この歴史を完全かつ真実に再現することを目指している。
マルクス氏は、
今年は
中国人民抗日戦争
および
世界反ファシズム戦争
勝利80周年
であることを知り、困難な道のりではあるが、この時期に中国に来ることが最良の選択だと感じている。
真実は隠されるべきではない
歴史は改ざんされてはならない
歴史を銘記し、平和を守る
編集:陳露
資料:
CCTV
軍事
CCTVニュース
極目新聞
人民網
*転載の際は出典を明記してください
上海楊浦