【衝撃】2.2億円のニセ骨董品オークション事件!社長が偽物と暴露も、鑑定士は本物と主張!?

中国の骨董品市場は、時に驚くべきドラマを生み出します。今回は、あるニセ骨董品を巡る、笑いと驚きが入り混じる騒動をご紹介しましょう。

物語は、趙という名の社長が、ある原石を手に入れたことから始まります。彼は職人に依頼し、総額50万元ほどで化粧台を製作しました。数ヶ月後、なんとその化粧台が200万元以上で売れたのです!しかし、これで終わりではありませんでした。

翌年、趙社長が再び製作した化粧台は、漢王朝の国宝として生まれ変わり、椅子までセットに。鑑定番組に出演した複数の専門家は、「これは本物であり、その価値は計り知れない」と断言しました。そして、オークションではなんと2.2億元という驚愕の価格で落札されたのです!

しかし、所詮はニセモノ。目の肥えたネットユーザーたちは、すぐに矛盾点を見つけ出しました。まず、漢王朝時代には椅子が存在しません。さらに、化粧台の模様は明清時代のものだったのです。また、その作りも本物の国宝とは比べ物にならないほど粗雑でした。その後、あるネットユーザーが趙社長に直接確認したところ、彼はあっさりと「あれは以前作ったニセモノだ」と認めました。「まさか2.2億元で落札されるとは思わなかった」と語ったそうです。社長が偽物と認めているにも関わらず、鑑定士たちは頑なに本物だと主張し、自らのメンツを守ろうとしたのです。

専門家の態度は一貫していましたが、客観的な事実は彼らに反論を許しませんでした。本来、専門家は業界の権威であるはずですが、利益のために軽率な発言を繰り返した結果、人々の信頼を失ってしまったのです。