イギリスで、なんと1700年以上前の鳥の卵が発掘されました！BBCやデイリー・メールによると、バッキンガムシャーで3世紀の遺物と一緒に発見されたのは、4つの鳥の卵が入ったカゴ。しかし、悲劇が…考古学者がうっかり3つを割ってしまったんです！しかも、強烈な腐った卵のニオイが漂ったとか…😱
オックスフォード大学の考古学者、エドワード・ビダルフ氏によると、古代の人々は幸運を祈って土坑に物を入れる風習があったそうです。今回の発見では、皮のブーツや木製の道具、そして鳥の卵が入ったカゴが見つかりました。
これらの卵は、ローマ帝国がイギリスを征服した時代のものと考えられています。当時のローマ社会では、卵は豊穣や再生の象徴でした。これまでにも卵の殻は発見されていましたが、これほど完全な形で見つかるのは初めてとのこと！水浸しの土坑に保存されていたことから、宗教的な儀式の供物だったと考えられています。
専門家は、1700年以上も前の卵がこれほど良い状態で保存されていたのは非常に珍しく、驚くべき考古学的発見だと語っています。今回の発掘は、オックスフォード大学の考古学者が2007年から2016年まで9年以上にわたって行ったもので、過去3年間は出土品の分析に費やされました。この発見に関する詳細な本も出版予定だそうです。
この発掘では、手作りの工芸品や木材、有機物、陶器なども大量に発見されており、古代ローマ時代のイギリスの風俗や人々の生活を研究するための重要な資料となります。
