イーロン・マスク氏がまたもや大胆発言!「月には戻らない。火星に直行する!」さらに国際宇宙ステーション(ISS)からも2年以内に離脱するとか…?一体何が起きているのか、詳しく見ていきましょう!
「月に行くのは時間の無駄!火星に集中すべきだ!」と豪語するマスク氏。ISSからの早期離脱も示唆し、その目的はただ一つ、火星への人類移住の実現です。
しかし、この発言には賛否両論。「さすがマスク!」と称賛する声もあれば、「ちょっと調子に乗ってるんじゃない?」と疑問視する声も…。
アメリカ国内の情勢や、宇宙開発における思惑が複雑に絡み合っている可能性も否定できません。私たち一般人は、まるで宇宙ドラマの観客席にいるような気分です。
マスク氏の計画では、NASAは今後2年以内にISSから撤退し、火星ミッションに注力すべきとのこと。すでにISSを破壊するための宇宙船も準備中だとか!
ISSは老朽化が進み、寿命が近づいているのも事実。2031年には退役予定ですが、すでに設計寿命を超えて運用されており、空気漏れなどの問題も深刻化しています。
NASAやロシア宇宙庁も、緊急事態に備えてISSからの迅速な離脱手段を検討しているとのこと。
ISSの退役後、宇宙空間に放置されるのを防ぐため、大気圏に突入させて燃え尽きさせる計画が進められています。SpaceXは、ISSを安全に軌道から離脱させるための契約をNASAから受けています。
この計画のために開発されるのが、強力な推進力を備えた「ドラゴン」貨物船。なんと46基もの「天龍」エンジンを搭載し、通常の「ドラゴン」船の2倍の長さ、6倍の推進剤容量、4倍のパワーを誇ります。
もしアメリカが2年以内にISSから離脱すれば、ロシアの撤退時期とほぼ同時期になります。これは国際宇宙開発における大きな転換点となるかもしれません。
しかし、アメリカがISSから離脱すれば、他の参加国の計画にも影響が出る可能性があります。アメリカ自身も独自の宇宙ステーションを建設中ですが、マスク氏の主張が通れば、それも宙に浮いてしまうかもしれません。
マスク氏は本当に調子に乗っているのでしょうか?
彼の提案は、アメリカの宇宙開発戦略を根本から覆すものです。月に行かずに火星に直行するというのは、他の宇宙開発ミッションを犠牲にするということなのでしょうか?
ISSの早期退役は、他の協力国の計画を混乱させる可能性があります。ロシアは2028年まで、他の参加国は2030年までISSの運用を約束しているからです。
さらに、マスク氏の火星計画は、アメリカ国内の宇宙産業界にも影響を与える可能性があります。月面着陸計画を放棄すれば、多くの企業が損害を被るでしょう。
マスク氏自身も、自分の発言に保険をかけているようです。「最終的な決定は、大統領が決める。私はただ、できるだけ早く、2年以内に離脱することを提案しているだけだ」と述べています。
しかし、この提案が実現する可能性は低いかもしれません。なぜなら、それはアメリカの他の資本を傷つけることになるからです。
以前、月に行かないという発言をした際、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏から反論を受けました。ベゾス氏は、NASAは月面着陸計画を放棄して火星に移住すべきではないと主張しました。
マスク氏は多くの敵を作っているため、彼の計画が実現する可能性は低いでしょう。
しかし、火星への夢は着実に近づいています。
マスク氏は、他の商業的利益を侵害することなく、自分の研究を進めるべきです。さもなければ、彼は孤立してしまうでしょう。
彼の宇宙船の研究開発に集中し、火星への夢の実現に向けて着実に進んでいけば、たとえ遅延しても、必ず火星に到達できるでしょう。2024年の発言では、SpaceXは5年以内に火星に到達すると述べています。
彼の計画では、2050年までに100万人を火星に送り込み、そこに都市を建設するために、10年以内に1000隻の「スターシップ」を建造したいと考えています。これは少し大げさな話のように聞こえますが、縮小版のミッションであれば、すぐに実現する可能性もあります。
したがって、マスク氏の現在の問題は、アメリカの宇宙産業界で「敵を作る」ことにあると言えるでしょう。彼は少し調子に乗っているのかもしれません。